受験・就活裏情報

高学歴限定の就職説明会に行った話(キャリタスプレミアム)Part1

・外資&商社志望向けのセミナーレポ

僕は外資・商社志望でないのですが、取材の一環として受講しました。

今回のキャリタスPREMIUMの目玉の1つですね。

結論から申し上げますと、受講して後悔です……。

ちょっとだけ内容を紹介します。

物語調にしますね。書くこと無さすぎるんで。

・外資&商社志望向けのセミナー ~内容~

5分遅れで入場した筆者を待っていたのは、慌ただしく動き回る大人と、座してセミナーの開始を待つ学生達の姿だった。

東一工早慶という就活市場の『花形商品』を前に、運営側はてんてこ舞い。

そりゃそうだ。プレゼンターがこの企画で下手を打てば、次回から学生の参加者が目減りするのは必至。

ビックデータがモノを言う令和時代において、説明会参加者の現象は直接の死因になりかねないわけで、

――必然、全力を挙げて内容を練ってきたはず。

筆者は外銀・外コン志望ではないし、総合商社至上主義でもないが、セミナーの内容には素直な期待を寄せていた。

普段の癖で後ろの席に腰を下ろすと、横から声を掛けられた。もちろん男である。

「すみません。隣いいですか?」

沈黙のまま首肯すると、彼は筆者の左隣に腰をおろす。

涼しげな黒いシャツを着た彼は、右手にアイウォッチを付けていた。

そこから理系と判断する。

そして、ボッチであることを理由に国立と判断した。

私立の人間は、ボッチで行動しないからである。

東工大の可能性も有るが、本会が外資系志望者向けのセミナーであることから、隣の彼が東大理系であると判断する。

文転一橋勢の筆者からしたら、東大理系は純粋なリスペクトの対象だ。

親しみを込めて声を掛ける。

「本郷から近いですもんね」

瞬間、彼の肩がビクリと跳ねた。怪訝な目をする彼に、筆者は自分の手首を人差し指で叩く。

「ほら、アイウォッチ。ウチの大学で着けてる奴見たこと無いんで」

瞬間、彼は納得の表情を浮かべて切り返してくる。

「国立(くにたち)からだと遠くないですか?」

さすがの頭脳を見せられてギョッとしたが、この程度で動揺していたら、彼らの相手は務まらない。

「遠いですけど、乗り慣れた路線ですから」

そう言って、シールを出して胸に貼ると、彼も倣って胸に貼る。

案の定、東大生だった。

お互い学部とサークルを名乗り、自然と就活の話になる。

東大生Aの志望は外資コンサルだった。既に複数のインターンにエントリーしているらしい。

はぇ~と言いながら、正直に外資志望でないという旨を伝え、サイトにこれを題材とした記事を載せる許可を取る。

筆者の協力要請をAは爽やかに了承してくれた。やっぱり東大生はイケメンなんだわ。

さて、会場が騒がしくなってきたところで、いよいよセミナーが始まる運びとなった。

120席の会場にプレゼンターの声が響き渡る。

「みなさんは幸運です。昨年の就職率は98%ですからね! この時代に生んでくれたご両親に感謝しましょう!」

これを聞いて筆者は感じたのだった。あぁ……このプレゼンターは失敗したな、と。

ここに集まった就活生は、全体の就職率が98%であるというデータに意味を見出さないことくらい、分かっていなければいけないからである。

始めに見せられたのは、これからの産業についてのビデオだった。

EコマースやIotについてのモノだったが、これがまぁつまらない

IotやEコマースの基礎を5分でおさらいする内容だったからである。その程度、YouTubeで事足りるわけで、わざわざ人を呼んで流す映像じゃない。

続く説明はsociety5.0の説明だった。

狩猟社会・農耕社会・工業社会・情報社会に続く、第5の位相が現れるとのこと。

聞き手をワクワクさせる口調であったが、肝心の内容――society5.0についての説明は皆無だった。

「society5.0は、みなさんが切り開く未来です!」

↑おいおい。こっちが求めてんのは、自己啓発セミナーじゃなくて情報なんだよなぁ。

次の話題はクリティカルシンキングだった。プレゼンター曰く、クリティカルシンキングが就活では大事らしい(知ってるわい……)。

長々とクリティカルシンキングの説明が始まる。

これもまぁ、当たり前に知っている話……。何の役にも立たない話だった。

そして極めつけ。筆者をキレさせた一言がこちら。

みんなは批判的思考っていう言葉を知ってるかな? 他人を批判することじゃないからね。間違えないように!

これには東大生のAも失笑である。当然の反応だろう。ギャグにしたってセンスが無さすぎる。

その後は、就活でよく有る質問が数問、フェルミ推定の問題が1問出題された。

問題の内容は、

『日本の野球競技人口を推定せよ』

Aに考えを聞かれた筆者は、

「小学校、中学校、高校時代にクラスで何人野球をしていたか、というデータをもとに、学生の競技人口を算出する」

という回答をした。社会人の競技人口は考慮しないという点まで含めてAと意見が一致。

これには筆者もニッコリである。

こんな具合に、楽しい一幕が有ったのも事実だが、全体的には死ぬほどつまらないセミナーだった。

Aはこのセミナーを受けて、本イベントのセミナーに二度と参加しない事を決意したらしい。

キャリタス運営の方々が見ているかは存じないが、このセミナーの内容には、筆者もほとほと失望した。

今後もこの質でセミナーを開催するつもりなら、優秀な学生が逃げていくということを訴えたい。

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ということで、今回はここで一旦区切ります。

企業ブースや、企業の方にしたインタビューの内容は、Part2で公開する予定です!

キャリタスのセミナーはつまらなかった(一回の経験を一般化するのは良くないから、もう何回か受けてみますが)」

↑これが今日のイイタイコトです。是非参考にしてください。

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